建築基準法第12条に基づく法定点検と赤外線ドローンの活用について

2025.05.18

皆さんは「建築基準法第12条による定期点検」という言葉をご存知でしょうか?

 

 

 

これは、一定の用途・規模を持つ建築物に対して、定期的な調査・報告が義務付けられている法定点検のことを指します。

建築基準応第12条とは?

建築基準法第12条では、主に以下のような内容が定められています。

 

 

 

・特定建築物(例:学校、病院、百貨店、共同住宅など)は定期調査の対象

 

 

・建築士等の有資格者による調査、報告が必要

 

 

・外壁のタイルや仕上げ材が落下するおそれがある場合、10年に一度「全面打診調査」が必要

 

 

 

このような点検の目的は、建物の安全性を維持し、事故を未然に防ぐことにあります。

そこで注目されるのが、ドローンによる赤外線点検!

従来の打診調査では、足場を組んだり高所作業車を使ったりと、多大な手間とコストがかかっていました。

 

 

 

しかし、近年ではドローンによる赤外線調査が、現場の省力化と安全性向上、そして何よりコスト削減の手段として注目されています。

赤外線ドローン活用によるメリット

赤外線カメラを搭載したドローンを活用することで、以下のようなメリットが得られます。

 

 

 

◆外壁の浮きや剥離の兆候を非接触で発見可能

 

 

◆足場不要のため、大幅なコスト削減

 

 

◆高解像度データによる記録性、比較性

 

 

◆安全性の高い調査手法

赤外線を活用した点検手法を取り入れていない自治体も

赤外線による外壁点検は、非接触かつ安全に調査が行える非常に有効な手法です。

 

 

 

しかしながら現状では、外壁調査の手法として依然として従来の「打診調査」のみを採用し、赤外線点検を取り入れていない自治体も少なくありません。

 

 

 

私たちは、赤外線点検がもたらす効率性・安全性・精度の高さに大きな可能性を感じており、この技術がより広く活用されるよう、普及・啓発活動にも積極的に取り組んでまいります。

いかがでしょうか。建築基準法に基づく定期点検は、建物の安全を守るための大切な精度です。そこに、最新の技術である赤外線ドローンを取り入れることで、より効率的で確実な建物管理が可能になります。

弊社では、ドローンを活用した赤外線外壁点検を通じて、法定点検や自主点検のご支援を行っております。「そろそろ12条点検の時期だけど、足場の費用が気になる・・・」といった方も、ぜひお気軽にご相談くださいませ!

飛行に関するご相談やお仕事のご依頼は弊社まで一度お問い合わせください。

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