スカイレポート
SKY REPORT
ドローンの保管について注意すべきこととは?
2025.01.27

皆さんは普段、ドローンをどのように保管しておりますでしょうか?
ドローンは精密機器の集合体であり、その保管方法を間違えると、致命的な故障や安全上のトラブルを引き起こす可能性があります。
適切な保管をすることでその性能を維持し、トラブルを回避することができます。
今回は、ドローンを保管する際に注意すべきポイントをわかりやすく解説致します。長期間使用しない場合の適切な保管方法についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください!
ドローン保管時の基本的な注意事項
・乾燥した場所に保管する
ドローンは湿気に弱いため、湿気が少なく通気性の良い場所に保管することが大切です。
湿度が高いと、内部の電子部品が劣化する原因となります。防湿材やシリカゲルを使用して、保管ケース内の湿気を防ぐのも有効です。
・極端な温度は避ける
ドローンのバッテリーや電子部品は、高温や低温に弱い傾向があります。保管温度は15℃~25℃くらいが理想です。急激な温度変化を避け、安定した温度環境を確保するよう心掛けましょう。
高温:バッテリーが劣化し、発火リスクが高まる。
低温:電子部品が損傷する可能性がある。
車内にドローンを置きっぱなしにするのは厳禁です!車内温度は簡単に50℃以上に達し、危険な状態を招きますので、十分にご注意ください!
・直射日光を避ける
直射日光に長時間さらされると、機体やバッテリーの温度が急上昇し、故障の原因となります。遮光性のあるケースや箱を利用するようにしましょう。
ドローンを長時間屋外に置く必要がある場合は、日陰や保護カバーを使用して、機体を日光から守ることを徹底してください。
バッテリーの保管方法
ドローンのバッテリーは非常にデリケートであり、先ほどお伝えした温度管理や直射日光を避けるなどの他に、適切な充電状態で保管することも大切になってきます。
満充電(100%)や空充電(0%)の状態での保管は、バッテリーの劣化を早めてしまいます。理想的な充電状態としては、50~60%です。長期間保管する場合は、定期的に充電レベルを確認するようにしましょう。
バッテリーの膨張や変形、液漏れなどの兆候がある場合は直ちに使用を中止し、安全に廃棄してください。
機体の保管方法
フライト後は、プロペラやセンサー部分に付着したホコリや汚れを拭き取ることが重要です。放置しておくと、次回のフライト時に動作不良を引き起こす可能性があります。その際は柔らかいクロスや専用のクリーナーを使用するようにしましょう。
ドローン専用のハードケースや防水バッグを使用すると、外部からの衝撃や湿気を防ぎ、安全に保管できます。
アクセサリーや備品の保管
・送信機(プロポ)
送信機も乾燥した状態で保管するようにし、スティック部分が傷つかないようにケースを使用することを推奨致します。
・SDカード
SDカードはさしっぱなしにするのではなく、必ず取り外して別途保管するようにして下さい。データが破損しないよう、防湿ケースや専用ポーチを使用することがおすすめです。
・ケーブル系
ケーブルや充電器は、絡まないようにまとめて保管します。断線を防ぐため、巻き方にも注意してください。
・定期的なメンテナンス
長期間使用しない場合でも、1~2か月に一度は機体の点検や通電を行うことで、バッテリーの劣化や内部部品の不具合を防げます。
・ファームウェアのアップデート
久しぶりに使用する際、ファームウェアが古いままだと動作に支障をきたすことがあります。公式アプリを利用してアップデートがないか確認するようにしましょう。
まとめ
いかがでしょうか。ドローンを正しく保管することで、機体の劣化を防ぎ、次回のフライトを安心して楽しむことができます。ぜひ、今回の記事を参考に、ドローンの保管環境を見直してみてください!
飛行に関するご相談やお仕事のご依頼は弊社まで一度お問い合わせください。
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